お知らせ

皆さんは、髪型やメイクに興味を持ったのはいつ頃ですか?

きっかけまで覚えていますか?

私は中学生の時です。

しかも、自分から興味を持ったというより、巻き込まれた感じでした(笑)

 

私のクラスには、私よりずっと早くメイクやオシャレに興味を持っていた子がいました。

ツヤツヤ光る色付きのリップクリーム。

クルンと上がったまつげ。

今なら「可愛いな」と思うのでしょうが、当時の私はまったく無関心。

羨ましいとか、真似したいとかもありません。

私にとっては、別世界。

 

というのも、私は小学生の頃から身体が大きく、何もしなくても存在が目立ってしまうのが嫌でした。

なので、とにかく“目立たないように”が私の生活のテーマ、軸です。

静かに。
スッと居る人。

そんな私からすると、華やかに目立つメイクには興味0。別世界の話に見えていました。

 

ある日、その子が言いました。

「メイクさせて」

どうやら彼女は、自分にメイクする楽しさを通り越して、人にする楽しさに目覚めていたようです。

静かな私は抗ったりしません。
「お好きにどうぞ」です。

ウン、と相槌を打つと、チークやリップを塗り始めました。

 

ところが彼女は納得しません。

「なんか違う」

と言っては翌日また新しい色を持ってくる。

また「なんか違う」。

翌日も別のアイテム。

どうやら、自分にはしっくりくるものが私にはしっくりこない様子。
今思うと、彼女なりに私に似合うものを見つけようとしていたのかもしれません。

 

そんなある日。

彼女が突然言いました。

「髪型変えてみよ」

メイクでのチャレンジに限界を感じたのか、
近くにあったハサミで私の頭のてっぺんをつかみ、

根元から3〜4cmくらいのところでチョキン。

当時流行っていた、頭頂部だけ短くして立たせる髪型。

いわゆる【パイナップルヘア】です。

 

洗えば落ちるメイクと違って、なかなかの大技です。

何をされても

「お好きにどうぞ」

と動じなかった私も、さすがに

「わっ!」

となりました(笑)

 

短く切られた髪は、何もしなくても稲のようにシャキーンと立ち上がります。

がしかし、

その髪型になった自分、
鏡に映ったその髪型になった自分、

「いいやん」

と思ったんです。

 

今振り返ると、

あれが初めて「似合う」を体験した瞬間だったのかもしれません。

当時はもちろんそんな言葉は知りません。

でも、

もっと鏡を見ていたい。
今思うと「顔全体の良いバランス」に気づいた瞬間だったような。

「嬉しい♡」
トキメいていました。

 

少し伸びてきて倒れそうになると、朝からドライヤーで立たせようと格闘。

どうしても無理になると、自分でまた切る。

完全に気に入っています(笑)

 

そして変化は、私の中だけではありませんでした。

他のクラスや学年の、知らない子から声をかけられるようになったんです。

「髪型かわいいね」

「何組?」

そんな一言から始まって、

テレビの話をしたり、

昨日あった出来事を話したり。

 

知らなかったことを聞いたり、

つられて笑ったり、

また新しい人を紹介されて、輪が広がっていく感じ。

時には悩み事を相談されたり。

 

私はその辺りから、人と関わる楽しさを知ったような気がします。

ワクワクとか、

ドキドキとか、

の日々がスタートしました。

 

もちろん人生が変わった理由は髪型だけでは無いと思います。

でも、

ちょっとした見た目の変化で、

何かが変わったり、

出会う人を変えたり、

毎日を変えることがあります。

 

私の場合、その始まりは

【パイナップルヘア】

でした(笑)