美容師になって2年弱。
休日を全て使ってでも、
お給料のほとんどを使ってでも、
「メイクが上手になりたい」
「メイクの仕事がしたい」
そんな思いが、店長に届きました。
お店に化粧品を置いて下さり、
メイクサービスや成人式のメイクスタッフとして
メイクに携わる機会を頂くようになりました。
学校で学んだ知識。
何度も練習して身につけた技術。
それを実際のお客様に披露できることが、とてもありがたくて。
ワクワクとした緊張感、
毎回、とても高揚した気持ちで挑みました。
ところが――
お客様の反応は、想像していたことと違っていました。
「スゴイ……でも、濃いです。恥ずかしい」
「こんなにアイラインって引かないといけないもの?」
「なんだか怖い。アイラインもアイカラーも、もっと薄く……いや、全部取ってください」
喜んで頂けない、
気に入って頂けない。
どころか、メイクしない方が良かった?
どうして、、、、
不器用なりに、まぁまぁきれいにアイラインは引けています、
ファンデーションもすごく丁寧にのせて、肌のトラブルは完璧にカバーしました。
アイカラーだって、誰にでも無難に喜ばれるブラウンを、
陰影やグラデーションを意識して、立体的な濃淡に仕上げました。
学校での採点では、きっと合格点。
ここまでできるようになるまで、たくさんたくさん練習して得た技術。
まだ足りない?
もっともっと上手にならないとだめだった?
もっと良い道具が必要?
メイクの仕事は、やっぱりもっと器用な人しかできない?
そして、
だんだんお客様にメイクすることが怖くなっていきました。
アイカラーを選ぶ際も、
「また濃いって言われたら、、」
「でも、ピンクなんてつけたら目が腫れてしまう」
また「全部取って欲しい」と思わせてしまったら、
ほとんど何もしないくらいの方が良い?それでお代を頂いても良い?
そんな葛藤とともに、私の手はどんどん弱気になりました。
怖いけど、上手になりたい。
メイクの正解が知りたい。
上手なメイクって、何?
私はもっと、何かを学ばないといけない。
ハイレベルの技術?
センス?
誰にでも無難に似合うメイク?
なんだろう、、、、
この「なんだろう?」が、
私の求めている【似合う】になるのですが、
そこに気付くのにはもう少し時間がかかります。。






