なかなか「私が探している仕事はこれだ!」に出逢えないまま20代も後半へ。
焦ったり、諦めようとしたり。
「別の道もあるんじゃないか」と考えたり。
モンモンと日々を過ごすアルバイト期。
当時の職探しは求人情報誌。
毎週、発行日に手に取ってはページをパラパラめくりながら、探している“何か”を探す。
そんなある日。
いつものようにパラパラ眺めていると、
見慣れない広告が目に入りました。
「パーソナルカラーで分けた化粧品製造会社」
「メイクができる営業職募集」
……パーソナルカラー?
それが、私と≪パーソナルカラー≫との、はじめましてでした。
30年近く前のことです。
何のことか、よくわからない。
でも、なぜか気になる。
「これは、受けるしかない!」
すぐに説明会と第一次試験に申し込みました。
まだ生まれたばかりの会社で、メイクの仕事というより営業職が中心。
それでも「やってみたい」と強く思い、次のメイク審査⇒面接へ。
そして、結果は……不合格。
それでも、
どうしても諦められなしい。
「ここに入らないといけない気がする」
今思えば、根拠のない確信です(笑)。
何度もお願いして、半ば強引に(笑)、
仕事に参加させてもらうことになりました。
パーソナルカラーの本を読んだり、診断を見学したりしながら学び始めましたが……
正直、まったくわからない。
そんなある日、パーソナルカラー診断を体験することになりました。
腕に乗せられた、4色のファンデーション。
「馴染む」「馴染まない」と言われても、正直よくわからない。
ファンデーションなんて、どれもファンデーションじゃないの?
塗ってしまえば、どの色でも同じじゃない?
「この色はムラになりやすい」と言われても、
それは色じゃなくて、塗り方次第なんじゃない?
そんなことを思っていました。
ところが。
私に一番馴染んだのは、
4色の中で、最もピンク色をしたファンデーション。
当時の私は、皮膚が薄く、頬を中心に赤みが出やすいことがコンプレックスでした。
「そこに、さらにピンクを足すの?」
ありえない。
そう思いながら、されるがままに顔全体へ。
今まで私は、
下地づくりはお顔の立体感をとらえ、いろんなアイテムや色を場所ごとに使いわけ…
といった繊細に時間と技をかけておこなうものと思っていたのですが、
なんと、1色をサササッとのせ広げるだけ。
……なのに。
あれ?
鏡を見ると、
頬の赤みが、目立っていない。
顔全体がほんのりピンク白く、
明るくて、透明感があって、
なんだか表情まで豊かに見える。
どうして?
なんで?
「肌の色に合うメイクカラー」って、こういうこと?
それまでは仕上げたいイメージで選んだメイクカラー。
でも、
人によってメイクカラーは発色が変わる
人の肌の色+メイクカラー=トラブルがめだちにくくなる
こんな方程式があるなんて。
初めて知りました。
そしてここから、私の
「パーソナル」
「似合う」
の研究が始まります。






